妊娠中、産後、月経中など股関節の痛みにより、歩けない、動けない、寝返りもうてないという方がたくさんいらっしゃいます。原因は人それぞれですが、一つは女性ホルモンの影響があります。妊娠中はリラキシンというホルモンが骨盤の靭帯を緩めます。骨盤が緩むことで股関節にかかる負担が増加し痛みが出現します。また、更年期にさしかかるとエストロゲンというホルモンが減少します。エストロゲンはコラーゲンの生成に影響を与えるため、エストロゲンが減少すると関節のクッション性の低下、痛み、不快感をともないます。月経中も同様、ホルモンの影響で骨盤が緩みやすくなるため、股関節に痛みを伴うことがあります。この状態で、大きなお腹を抱えたり、無理な姿勢で作業することで関節への影響は大きくなります。骨盤の位置、姿勢、日々の生活の中で整えることが重要になります。
来店される方もほとんどの方が症状に気づいていません。「なんか動きにくい」「いつも同じ方向を向いて寝ている」「違和感がある」など。原因が必ずあります。
痛みが出てからでは難しいこともあります。産後体のメンテナンスを一緒に行っていきましょう。